納得の『大豪邸取得』への道のり・・・

開放感のある邸宅と名の付く豪邸を求めています・・・。

1/29 もっとも厄介な『誰が味方なのか、不明になったこと』...

 遅くなりましたが、新年おめでとうございます。そろそろ落ち着いたので記録を文章にして、次のように残したいと思います。このような「場面の対応」を考えてみて下さい!


 なお、今回の中古物件は、いろいろと難があって『1年以上、中古物件の業界において未成約で放置されていた中古物件』であったことを念頭において下さい。
 この物件、一般の方にとっては、部屋割りやガレージスペース等の諸問題があり、リフォーム必須の代物と判断しています。


1/29 もっとも厄介な『誰が味方なのか、不明になったこと』...1

年始、一本の携帯電話・・・

 年始明け2023年1月7日の午前、仲介不動産会社の担当者から私の携帯電話に、次のような一本の連絡が入りました。私なんぞ、てっきり、契約締結日の調整の考えて【通話ボタン】を押したのです。
 仲介会社の年末年始期間は2022年12月23日~1月6日の長期に及び、その間の放置・失態が今回の不手際を招いたと結論づけています。
 売主側、つまり価格を値切られた側にしては【はらわたが煮えかえる正月だったこと】が伺われます。「売主の言い値に戻す、起死回生の一発を放った」と、私が考えても不思議ではないでしょう? 

割り込み客の登場・・・

 「新年、おめでとうございます。・・・厄介な問題が持ち上がりました。」と淡々と話す仲介業者の「若造」が、通話先の向う側にいました。

 年末に、売主価格から350万円引きの5550万円の買付証明書(数回の交渉の後)を提出して、見事価格交渉が成立。後は契約締結と物件代金の支払い、登記完了、新居への移転...。我々夫婦にとって、バラ色の2023年が待っている筈でした。

買付証明価格を、なんと白紙状態に戻される・・・

 「昨年末、他の買主側の仲介業者が、同物件を『売主希望価格5900万円で買う』という新たな買主を見つけたのです。
 ローン特約条項をクリアする問題がありますが、売り主側からすると『希望額での売却』となるので、先般の5550万円の買付証明の件は、白紙にしたいとの申し入れがありました。但し、お客様の『第1位の買付証明書提出』の位置付は変わりありませんので...。

第1位の買付証明書提出が意味する事・・・

 『お客様の第1位の買付証明書提出の位置付は変わりありませんので...。』これが意味することは、もうお分かりでしょう。
 つまり、『お客様の買付額が売主希望価格5900万円であれば、お客様の第1位の買付証明書提出の位置付は変わりありません』とイコールになるという事です。ぷちゃけ話では、【売主希望価格5900万円で買うか、買わないかを即断してくれ】というものです。


1/29 もっとも厄介な『誰が味方なのか、不明になったこと』...2

結論として・・・

 妻と相談の上、改めて連絡するとして通話を切りました。結論から申し上げると、買付額の引き上げを行わず、成り行きに任せることにしたのです。
 第三者のローン特約条項の問題が解決すれば、その物件は私の手元から第三者側へ転がり去ります。苦渋の決断でしたが、リホーム見積もりまでした物件が買えないことを承知したのです。妻と話し合ったことは、次の点でした。

  • 本当に実在する人物なのか否か、何処の誰かも分からない第三者を持ち出され「承諾済みであった5550万円を一方的に反故」にされて、たかが2分程の携帯電話で「手数料込み360万円の買い入れ価格引き上げ」は、決して承知できないこと。
  • 当該物件と同じ町内に『親元の豪邸』(同じ地域ネットワークに属する)があり、ここで購入価格を引き上げたりして【弱腰】や【もみての擦り寄り】姿勢を見せると、ご近所にあることないことを言いふらされたりして、引っ越し前から「ハンデ」を負った生活となる可能性があること。
  • 思うに、この物件の仲介業者(売主や買主とも同じ)の姿勢に、ある種の疑問点を感じていたこともあって、今や【誰が私達の味方なのか不明(何が真実なのか)】になってしまったので、一歩・二歩下がることが必要であると判断したこと。
  • 不動産取引は高額な資金が動くので、「不安なインスピレーションを感じると、立ち止まるべき」だし、それを「解消できない時は撤退すること」が、「身を守ること・資産を守ることに繋がる」原則を、最後まで大事にしなくてはいけないこと。
  • 我々にとって、追加額360万は1年間の手取相当額なので、一時的な高揚感やオークション感覚でおいそれと追加支払いすることは、きっと後悔することになる。気に入る中古物件は、次々これからも我々の目の前に現れることを忘れない・・・。
  • 過去、2度の自宅購入で学んだことは、自宅購入前が最も精神的に高揚してユートピアの極致にいること。入居が始まると「ジリジリと現実感が生じて来て冷静に戻り、数年もすると決まって後悔の念が湧いてくる・・・」ことです。

編集後記

 第三者の買主側仲介不動産業者は某銀行系の筈ですから、自客の住宅ローン付することなど朝飯前です。但し、本当に「実在する顧客が現われていたなら」の話ですが・・・。今でも眉唾物という思いは、私の中で強いです・・・。

壮大な出来レース・作り話との思いは、私の中で決して消えない・・・

 この壮大な出来レース・作り話との思いの中で、私ども夫婦が2分程の「若造」の電話連絡で、安易に360万円の買値引き上げを行ったなら、これ程美味しい儲け話は、一味の者達にとって伝説となるでしょう。まぁ最早、裏側はどうでもいい話ですが...。なお、総括すると、次のようになります。

  • 12月22日に売主にとって苦渋であった値引き額の交渉が成立して、いつでも契約締結と1割の手付金支払いが可能であると、私が申し入れしていたにもかかわらず、漠然と年始明け7日(土)まで放置されていたこと。
  • 世間の御用納め(12月28日)まで、1週間もあったにも拘らず仲介会社・担当者は長期休暇を取得していたこと。
  • 1年間も買い客が付かなかった当該物件が、私が買付証明書を提出した途端、年末年始の休み期間に『言い値で買う、新規の買い客』が現われる摩訶不思議さ・・・。
  • 私のあずかり知らない裏の部分で、何かが動いていると、私たち夫婦が疑心暗鬼に陥っても仕方なかったこと。

 以上が、今回の総括であり、全ての記録です。我々夫婦の新居探しは、しばらく中断します。疲れ果てたこと、精神的に落ち込んだことで、十分な休みが必要です。


1/29 もっとも厄介な『誰が味方なのか、不明になったこと』...3